About RD20

RD20とは
世界最先端の技術開発を行うG20各国・地域の主要な研究機関がカーボンニュートラルの実現に向けた研究開発の国際連携を促進するためのイニシアティブ(枠組み)であり、2019年に日本主導で発足しました。
各国・地域のクリーンエネルギー技術に関連する研究開発や経験・ベストプラクティス・アイディアを交換する機会、また主要な研究機関間での国際共同研究の可能性を探る機会を参加者に提供しています。さらに、関連する産学官のステークホルダー間の新たなパートナーシップを深化・発展させています。

RD20を構成する研究機関(テキスト版)
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  • 国立研究開発法人産業技術総合研究所(AIST)主催

    新エネルギーへの移行のための新しい技術的解決策を構築し、環境や経済成長の好循環を実現するためには、画期的なイノベーションが鍵となります。画期的なイノベーションのためには、世界をリードする専門的技術や知識を最大限に活用することが重要です。そのようなグローバルな専門的技術や知識に関連するアイディアや経験が、イノベーションを促進するための具体的な行動が生み出される契機となることが期待されています。

    世界のCO2排出量の大部分を占めるG20各国・地域は、エネルギー移行を促進するためのクリーンエネルギー技術のイノベーションや開発をリードする主導的役割を果たすことが期待されています。特に、クリーンエネルギー分野において、世界最先端の技術開発を行うG20各国・地域の主要な研究機関は、G20各国・地域間で研究アライアンスを発展させ、共同研究開発を含めた国際連携を強化することで、イノベーションのグローバルな可能性を最大限に引き出す重要な役割を果たすことができるでしょう。こうした背景のもと、2019年1月のダボス会議において、安倍晋三首相(当時)より、気候変動の観点からイノベーションを加速させることにおいて協力するためにG20各国・地域からトップクラスの専門家を招待するというイニシアチブを発表しました。

    これを受けて、2019年に開始された国際的な研究開発の枠組み「RD20:Research and Development 20 for clean energy technologies」 は、カーボンニュートラルの実現に向けて、世界最先端の技術開発を行うG20各国・地域の主要な研究機関による国際連携の強化及びイノベーションを促進することを目指しています。RD20では、各国・地域のクリーンエネルギー技術関連の研究開発やベストプラクティスを交換する機会や、国際共同研究の可能性を探るための機会を参加者に提供します。また、関連する産学官のステークホルダー間の新たなパートナーシップを深化・発展させる役割を担っています。

  • RD20を構成する研究機関

RD20の歴史

2019年 1月:RD20の設立を発表
2019年10月:第1回会議(東京)にてChair summaryを採択
2020年10月:第2回会議(オンライン)にてLeaders’ Summaryを採択
2021年10月:第3回会議(オンライン)にてLeaders’ Statementを採択
2022年10月:第4回会議(東京)にてLeaders’ Recommendationを採択
2023年10月:第5回会議(福島)にてLeaders Recommendation 2023 Fukushimaを採択